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つきのわ王国(四畳半分)

つきのわ王国(四畳半分)

イロコイ


彼は 常に彼として 在り続けるだろうに
“彼らしさ”は 削がれてゆき

彼女は 彼女以外の 何者にもならないが
“彼女らしさ”は 殺いでゆく

そうして 彼ら に成ってゆく
“融合”してゆく

彼らしさを 懐かしみながら
彼女らしさを 忘れられずに

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喧嘩した夜は 早く眠ちゃう

夢の世界で 笑ったキミに
はやく あいたいから


喧嘩した夜は 寝るのが怖い

明日の キミの笑った顔が
夢から覚める 鍵だから
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ぼくの 好きなひとに

笑ってもらえるように

気づいてもらえるようにと

懸命に 手をふりながら


ぼくのこと 決して

好きになりませんようにと

懸命に 願う恋です



「運命の人」

ぼくと キミとは
唯一の「運命」なんです

ただし
ぼくと あのコもです

ただし
キミと あいつもです

あいしあう運命

わかれる運命

ここで出会う運命

そこですれ違う運命

疑い合う運命

信じあう運命


全部
唯一の「運命」なんです

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ことばが違えど
きもちは 伝わる
と 言うけれど

好き なのに
loveだけど
likeだと
思ってほしいときは
どうしたらいい?

こんなに体が
素直になることに
どうやって
嘘をつけばいい?

ことばなしで


「発音」

「好きだよ」と言われて 困ってしまった
そういう音だって聞いたことなかったから

ぼくの キミへの もやもやも
そういう音なんだろうか?

「好きだよ」と書かれて 困ってしまった
こう書くんだってことを知らなかったから

ぼくの キミへの うやむやも
そういう形なんだろうか?

ぼくは 恋を知らない
ぼくは 恋がわかるけど

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 おれさー 別れようと思ったんだよ
 あいつ 最近なんかずっと怒ってるし すぐ泣くし
 でもさー 喧嘩すると なんか疲れちゃって
 あいつ 勝手に寝ちゃうし 戸締りしねーし
 寝て起きたら 言おうと思ってる 別れようって
 そしたらさー 
 いつも 起きると 朝めし作ってあんだよ 味噌汁とか
 おれさー 言えなくなっちゃうわけ
 食べ終わるころ もうまた好きになってる

 おれさ 餌付けされてない?(笑)

 ****

 あたしね 最近なんかイライラすんの
 あいつ すぐ無神経なこと言うんだもん
 なんかね もう別れちゃうのかな 勝手とか言われたし
 あいつ あたしと居てもつまんなそうだもん
 すんごい喧嘩とかして ああもうダメだって泣いて寝て
 そゆとき すんごい気合入れて 朝ごはん作るの
 これでサヨナラ そんなかんじ?
 そしたらね 
 あいつがどんな顔で食べるのか いつも気になっちゃう
 食べ終わるころ もうまた好きになってる

 あたし 絶対片思いだよね?(笑)

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カレは カノジョが すきだった
カノジョは カレが すきだった

すきで すきで たまらなかった
苦しくなるほどだった

カノジョは 「すき」と言ってほしくて
「別れましょう」と言った

カレは 「きらい」と言われたくなくて
「別れよう」とだけ言った

すきだから すかれたい
すきだから きらわれたくない
似たようで似ていない ふたり

同じようで 永遠に違う ふたりだった

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オトコとオンナ コイアイ ミライ

フィクションだから感動できる
そういえば そんなこともあるかもね

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キミが うそをついた
だけど わたしは怒れない
わたしは考える
キミがすること おもうことで
わたしが関われることは
いったいどんなことだろうかと
いったいあるのだろうかと

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「スキ」「スキかな」

変わらないでいることが
かなしいことだなんて 思わなかった 

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キミを好き
それだけ

キミが好きでも嫌いでも
好きなキミにすら影響されない
わたしの「好き」

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あなたを愛すという気持ちを持った という事実
記録しなければよかった 思っただけにすればよかった
無き殴ったメモ用紙を ファイルに挿み忘れるように
どこかへいつのまにか無くなってしまえばよかったのに
それはしっかりファイルのはじめのほうに
もうたくさんの資料が重なって 取り出せない
捨てられない記録の下に 綴じてしまった

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季節が巡ると そのたび においや景色をかんじて
思い出を 引き出しから出してみたりする
あんまり小さい服や 使い古した服は 
「もう捨てなよ」とキミが言う
これを着て 笑いあった日を 忘れたくないのに
キミは 新しい服ばかり 欲しがるんだね

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わたしと居たキミ その記憶がキミに無い
つまりは
キミと居たわたし その存在がキミに無い

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髪を切ってしまった どんどん軽くなった
床に落ちているのは
 わたしの抜け殻 キミへのおもい

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待ってて と言ったキミ うん、って応えたわたし
好き? と聞いたキミ うん、って応えたわたし
キミは「待ってる」って 言ってって言う
わたしは「うん」って やっぱり応える
キミの質問に応えるには イエスとノーでこと足りる
わたしの気持ちを表すには イエスとノーで精一杯
「待ってる」と言い切ったら きっと待つのが苦しくなってしまう
「好き」って言い切ったら きっと好きを形にはめてしまう
形はとても不自由なもの
気持ちはとても自由なもの
形は いつか 壊れるものだから

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触れた指先に
刺さったキミのちいさなちいさな棘が
そのまま ゆっくり 
ちくちくと わたしを のぼってきて
流れに溶けることもなく 途中で抜けることもなく
いつか
心臓に刺さる
わたしは死んでしまうでしょう

ちいさなキミの棘によって

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和音より 単音
キミの想いが ひとつだけ
まっすぐ細い針にかわって
胸をうつ

暗譜したクラシックより
突然湧き上がるジャズ
キミの吐く空気のように
飾りない 音が
ココロをうつ

ココロは 音をきく
ココロは 盲目で光を知らない
ココロは 何ものも触れることを叶えられない


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いつか王子様が ずっと思っていたけれど
願いつかれて 期待しずぎて やっと気付いた
いつからか いつかの王子様より
働き者の となりの小作民 まぁ いっか
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わたし≠キミ (わたしのスキ×∞) < (キミのスキ)

わたし≒あのコ? (Alwaysわたし) < (Sometimesあのコ?)

キミ≠わたし≒あのコ (わたし+キミ) ≦ (キミ+あのコ?)

キミ ≠ キミ に なっちゃうよ



テストに出してよ キミはぜったい赤点だ

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きもちよくなりたくて キミと シタわけじゃないんだ
一緒にいる それだけ確認できればよかったんだ
一緒にいたい それだけ伝えるために シたがったんだ
だけど… だからかな なんでだろ
きもちよくなってきたら キミと シたくなくなった

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わたしは 善も 悪も こわい

あいしてるって いったって こわい
だいきらいだって いわれたって こわい
何にこわいのか わかったって
こわいものは こわい

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まぶたにふれた くちびるが とてもとても熱くて
そこから わたしがとけていった
こんなのはじめてだと思ったら コイ
なつかしいなぁと思ったら アイ

どきどきしたら
その体内のどきどきの作動の摩擦で熱が起きる
だから どきどきしたほうが愛なんだと思ってた
でもキミが そのちいさい手で わたしに触れたとき
なんだかじわ~っとなって 泣きたくなって
どきどきが作動する前に熱が生じた
その熱でどきどきした
わたしのなかにある「アイ」の機能は
どきどきで作動するのか
作動するからどきどきするのだろうか

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ゲーム
先に好きになったほうが負けとか よくいう
ゲーム is オーバー
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エサハクレナイ…

掬いやすそうな金魚 掬いにくそうな金魚
キミはいっしょうけんめいに あたしを掬った
ありがとうが言いたいけれど
あたしはぴちぴち跳ねるだけで せいいっぱい
ちいさい袋に入れて キミはあたしを持ち帰った
ちょっと大きなイレモノに入れて キミはあたしをのぞいた

それから

それから キミはあたしをわすれた

あたしはキミに救われたきんぎょ
だけどもうぴちぴち跳ねることもできない

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喧嘩して、仲直り。傷跡は残らない?

どうしても受け入れられないことをしてしまったとき
一度は謝って 一度は許しても 一度は笑っても
きっと きっと 思い出してしまう 思い出さないわけがない

わたしは喧嘩できない

自分が失敗したときに「オマエだってこのあいだ…」
って きっと思ってしまう醜いわたし
喉元まで出たそのことばを必死で飲み込んだとしても
けっして消化されることのない自分を自覚してしまう

消えない傷跡 そしたら反省する意味はある? 
一度誤ったら終わりだ ゼロには戻せない

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わたしを好きだといった
キミはわたしを好きなんだろうなぁとおもった

わたしを好きだといった
アナタはわたしを好きなのかわからないふうだった

わたしはありがとうと言った 

わたしはキミに嫌われたくはない 決して

わたしはアナタの近くに居るだけでいい それだけ

わたしはアナタの手をとった
アナタの指先の冷たさ
コイとかアイとかから さましてくれるような
わたしはひえてゆく自分をかんじた

わたしは選んだ それは確か
だけどわたしは コイなんかしているかどうか
わからないままでいる
もしかして とてもとても 自分勝手
自分の勝手を 相手の自分勝手のせいにしているだけかも

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さらさらの肩までの 髪のけ
はにかみわらい すくめた両肩 困った笑顔

あなたにすきになってもらいたくて 真似た
あのひとみたいに
あんなふうに あんなふうに …

すとんとした髪の揺れる おでこ
気をつかったメール 細い指先 動く表情

あなたがわたしをすきか知りたくて 離れた
似ないように 似ないように
何もあのひととかぶらないように …

あなたは おもしろくないかな
 わたしといるときもあのこを思い出していたかったかな
あなたは ほっとしたかな
 わたしといるとき混同してしまうことなくなって
あなたはどう おもったかな…
 似てないわたしでも ちゃんとすきかな

じぶんらしくあることなんか 何の意味がある?
すきなひとにすかれないじぶんの「じぶんらしさ」って?
そう思うと 急にむなしくなったりした

桜のした たくさんの思い出ができる
あのひととの思い出も眠っているなら
わたしは 咲かない桜でもいい 散った桜でもいい
違う場所に眠らせてほしい

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すきなひとがいるんですけど
すきなひとにすきになってもらおうという
そんなじぶんがすきじゃなくなってくるんです
こびてるというか いつわっているというか
かといって
すきなひとにすかれないような
そんなじぶんももちろんすきじゃないんです
すきなひとにすかれるようなじぶん
それをすきにならなくちゃならない

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まいにちあいたいすきなひと
まいにちあわないと しんぱいだから
あいたくなるすきなひと
あわなくても おたがいあいたいってことわかるよ

どっちが たくさんすきなひとなんだろう?

帰りたくない って思う アナタといると。
「また明日ね」 っていうのが嬉しいキミ。

どっちが 恋なんだろう?

今日 いま すぐにあいたい 明日じゃなくて今日
明日 あえなくても平気 明後日あえるなら

どっちが ワタシのためのひとなんだろう?

たいせつは 瞬間だから
好きは 続くおもいだから

だから わかんない

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好き という気持ちと
憎い という思いと
いつか という願いと

そういう核を 海に沈めて
貝に閉じ込めて 育った 
それはまるで真珠のように

好き という気持ちと
憎い という思いと
いつか という願いを

約束という糸で つないで
愛してる という首飾りにした

あなたの首には 窮屈かも

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